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2011年02月 アーカイブ

人気の背景 その5

「ムーミン」懐かしいですよね~。好きだったなあ。


実は、その「ムーミン」がテレビ番組として成功するかどうか、スタート前にそちこちで調査が行われていたそうです。


絵を見せると、小さな子供はワケがわからず、ボヤっとしたままで手ごたえがなく、大人は「ムーミンというのはラーメン屋の名前かね」と、真顔で聞き返したという。


それでも、大事件も大ドラマもない「ムーミン」を取り上げたのは「きれい」「かわいい」「とぼけたところが好き」という女子高校生や一部のOLの反応があったからであり、誕生から終末まで裏方として終始愛情を傾けた町田仁氏(電通ラジオ・テレビ局企画室プロデューサー、現東京ムービー新社顧問)は次のように語った。


「当時、講談社からハードカバーの現代児童文学の本が7冊出ており、そこに『ムーミン』が紹介されていました。


絵を見ていけると思った。


瑞鷹エンタープライズの高橋茂人社長がテレビ化の権利をクリアするため卓速原作者のトーベ・ヤンソンを訪ねてフィンランドに行った。


そして、あのかわいいキャラクターを東京ムービーの大塚康生氏が描き、カルピス提供でフジテレビで放映されることになった」

人気の背景 その6

こうみると、極めて順調に「ムーミン」が誕生したようですが、内情は悪戦苦闘だったらしいです。


最初フジテレビは「ハレンチ学園」で視聴率をかせこうとしていたからであり、カルピスとフジの一部が「公害を流すようなことはしたくない」と主張、昭和44年10月5日から放送開始となった。


45年12月末までの65本、さらに47年1年間の52本と「ムーミン」は17本制作、放映されたが、視聴率は最高で20%を超えたくらい。


最初のころは7~8%、よくて10%というつ程度だった。


だが、なぜヒット番組として取り上げたかというと、熱心な支持者が多く、数々の賞も受けたからです。


「明るい中にホロッとさせる叙情豊かな作で、家族ぐるみで楽しめる優れたマンガ」と、日本視聴者会議が優秀番組として表彰したほか、放送批評懇談会期間嚢、厚生省中央児童福祉審議会賞を受けました。

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