休みの日には4
群青なかなかいい言葉だ。
「縁台のまわりは黄土色の木を使っています」。
黄色でなくて黄土色なのだ。屋根の上には金ピカの飾りがついている。
茶色味を帯びていたが瓦に見えたので「瓦ですか?」「いや銅ぶきです。時間がたつと、ほらあの屋根のように青がかってくる」と言って本堂の屋根を指さした。
その屋根は黒に緑色が混じった色だった。
図書館そのものもなかなか凝っている。
まず入口部分のガラスに貼ってある「紙に関する書籍展」のお知らせが、墨で実にみごとに書いてある。
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群青なかなかいい言葉だ。
「縁台のまわりは黄土色の木を使っています」。
黄色でなくて黄土色なのだ。屋根の上には金ピカの飾りがついている。
茶色味を帯びていたが瓦に見えたので「瓦ですか?」「いや銅ぶきです。時間がたつと、ほらあの屋根のように青がかってくる」と言って本堂の屋根を指さした。
その屋根は黒に緑色が混じった色だった。
図書館そのものもなかなか凝っている。
まず入口部分のガラスに貼ってある「紙に関する書籍展」のお知らせが、墨で実にみごとに書いてある。
中に入ると、両側に置かれたガラスケースの中に紙に関する本や紙の見本や美しい千代紙が並んでいる。
新聞入れの棚には仏教紙の他に一般紙、カトリックの新聞も入っている。
開架している雑誌は仏教系の雑誌の他に一般週刊誌、『フォーカス』『キネマ旬報』が並ぶ。
成田山自身が出版した本は販売しているが、その見本が置いてある。
『秘境ラダックー写真集』には美しい写真が載っている。
目録カードの入っている箱を開けると、少しカビ臭い匂いがしてきた。
面白いことにカードの大きさがちがっている。